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Transitional IEP(移行IEP)

アメリカの学校は、ただ今学年末。
この時期に行われるもう一つのIEPが
Transitional IEP (移行IEP)
これはプレイスメントが変わるときに実施される。
つまり以下の状態が生じるときに派生。

1.学校が変わる:
プリスクール→(キンダー)→小学校→中学校→高校→職業訓練やカレッジへの移行、

2.クラスレベル設定が変わる:
基本的にSpecial Ed. Law(特殊教育法)では
Least Restrictive Environment(最小限の制限環境)という理念。
障害児はまず普通学級で学習できるかを念頭に置き、それが出来ない子供に特殊環境(特殊学級クラスレベル)を順々に重度に移行していく。
普通学級編入(Full-Inclusion)→軽度→(中度)→重度

親は事前に移るべきクラスや同じ設定のクラス見学を要求する。
必要あれば学校区側は子供の観察や検査を行う。
そしてこのIEPでこの移行が適切かどうかを話し合う。
自閉症児は移行にとかく弱い。何も準備がないと移動後パニックや問題行動を起こしたりする。
移行がスムーズに進むように、そういった対策もたてる。

CA州に存在する主な学校の設定は
ー公立学校(国立か州立学校)、
ー公立学校区の運営するチャータースクール、
ー私立学校、
ーホームスクール


チャータースクールはITや芸術などの特殊技術を育てるのを目的とした学校。居住区の希望者から選抜で決められる。Inclusion Class(健常児と高機能障害児の混合クラス)を持つ学校も。

そして障害児教育に的をあてた私立学校がある。自閉症専門のクラスも存在する。(公立学校では発達障害児混合クラスが設定されている)リソースと施設、経験あるスタッフが揃う。
学校区に子供のIEPに基づくふさわしいクラスやリソースがない場合は、学校区に費用を出させ、そこにいかせることも可能。ただし、法律的に学校区の不足を証明しなければならないので、Special Ed. Lawyer(特殊教育専門弁護士)を雇って戦う。(ちなみに弁護士料は1回のIEP出席に約2000ドル!)それでも自費で私立学校の授業料を支払い続けるよりは安い。

学校設定で勉学が出来ない(身体的理由や不登校)子供にはホームスクールの選択肢もある。ホームスクールの先生は親でも行えるが、州の教育免許を取得していることが条件である。だから大方は免許を持つ家庭教師を雇うことが多い。これも学校区に費用を出させることも可能だが、同様に弁護士の介入が必要となる。

さてそのTransitional IEP会議に参加するのは、
ー現在のクラス担任(Case Manager)、
ー現在の療育サービスをもらっている専門スタッフ(ST、OT、PEなど)、
ー次のクラス担任(次にいくクラスが限定されている場合)、
ー必要な場合は自閉症スペシャリスト、

そして、
ープログラムスペシャリスト
(学校区によって呼び名は違うが、次に移るレベルクラスの統括をしている人)
クラスレベルの説明をさせるために、必ず出席を要請してほしい。
会議では次のクラスの検討と
そのために補助が子供に必要かどうかが話し合われる。
自閉症児の場合の一例、
ー問題行動対処法、
ー言語の補助(アセスティブテクノロジーAAC)、
ー書き取りの補助(アセスティブテクノロジーAT:コンピューター学習補助、タイプ入力、Note Taking Peerノート書き取りの健常児の友人、テープ録音)
WordOutLoud1 WordOutLoud2
コンピューター学習補助の一例(文字入力で音声が出る)
ー社会性の援助(One on One Aide1対1補助スタッフ、Peer Buddy特定の健常児に世話をさせる)
など。
このあたりの導入をIEPチーム(現存スタッフらと親)が揉めたとき、
プログラムスペシャリストが導入を同意すれば、実施せざるを得ない。
そういう影響力のあるキーパーソンである。

障害児の最終目的は普通学級に通うこと。しかし、そのまま子供をいれてもなじめず、授業に付いていけない、指示にも従えない。だからOne on One Aide(1対1補助スタッフ)を付けるべきなのだ。
しかし、近年のバジェットカットで学校側からエイドを提案されないまま、何も対策もたてないまま子供を普通学級に通わせ、差が開いていってしまう子供もいる。ひどい話だが、法律上、バジェットが出せないという理由でサービスの提供は断れない。ならば学校側は親には言わずに済ませようという魂胆だ。

親が知識をつけて請求しなければサービスは教えてもらえない昨今。
どうすればいいか?
IEPのセミナーに出る? もちろん出るに越したことはないが、そこでは概略しか教えてもらえない。
ではどうすればいいか?
CA Special Ed. Programs A Composite of Laws(特殊教育法)、つまり法律を読むのである。そこに全てが書かれている。
CASpecialEdProgram
CA州には保護者向けにIEPに関わる法律だけを抜粋説明したサイトがある。
PAI Special Education Rights and Responsibilities
(重いデーターなのでダウンロード注意)
注:IEP自体は連邦法だが、CA州は州法に定められる。他州の場合はこれと全く同じかは保証の限りではない

日本語で、学校教育を始めCAの障害者向け福祉サービスの概略が読める、
JSPACC手をつなぐ親の会リソースブック

次は我が子供たちが移行に行った方法の一例をご紹介。
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theme : 発達障害(自閉症、アスペルガー、LD、ADHD、発達遅滞)
genre : 育児

comment

No title

うちの2人の学校では、この予算削減で、1年生のギフテッドクラスがなくなってしまったの。
子供の能力を伸ばせる時期に伸ばせない・・・そんなジレンマが父兄の間にあったんですよ~。

No title

ほほ~お、勉強になりました。
これから図書館行ってIEP Handbook借りてきます!

reeさん、

v-209
ギフテットクラスは公立学校に含まれるので本文にはあえて書きませんでした。
実は少なくともCAではギフテットもSpecial Ed.に入るのです。特別な能力を持つ子供ってことですな。障害児もギフテットも特別な能力なんです。こういう考え方、とてもアメリカンで好感が持てます。
自閉症でも特殊技能に優れている人はたくさんそのクラスに入っていますよ。
うーん、クラス閉鎖、うちの学校区もやばいかも。

怪人さん、

v-209
勉強して下さい。それが子供のために絶対なるので。
私も今からあるNPOにリソース探しにいってくる!
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Sandie Go

Author:Sandie Go
<Go一家>
渡米11年。USACA州在住。
<家族>
母:Sandie(筆者)
基本は専業主婦、時々フリーランスライター。自閉症児育児歴、16年。
父:Mandy
酒と本がないと生きていけない、自閉研究者。最近の趣味は子供と始めたバイオリンとゴルフ。
子供:K(男)
重度自閉症。16歳
子供:E(女)
高機能自閉症。10歳

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